高知県議会議長
結城 健輔 様
【がん医療の充実について】
請願の主旨および理由
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今や3人に1人ががんで亡くなっている現状の中、国は「第3次対がん10カ年総合戦略」を掲げ、「がん医療水準均てん化推進に関する検討会」や「未承認薬使用問題検討会議」の開催、また厚生労働大臣を本部長とする「がん対策推進本部」の設置と動き出しました。
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がん対策の推進は重要な行政課題の一つとして位置づけられるものであり、地域格差をなくすため高知県においても、まずは県内のがん医療の充実を計るべく関係機関の連携のもとに、がん対策をより一層推進されるよう強く要望いたします。
請願の項目
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高知県がん対策推進本部を設置し、県としてがん医療の向上に取り組むこと
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県内における地域がん診療拠点病院の増設
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抗がん剤治療専門医(腫瘍内科医)の育成については、国立がんセンターへ医師を派遣し研修させるなど積極的な対策を講じること。
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厚生労働省の未承認薬使用問題検討会議において治療対象となった未承認薬を、早急に医師主導治療として実施できるよう助言・情報提供を行うこと。
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地域がん診療拠点病院において腫瘍科を設置し、外科、内科、産婦科、放射線科及び麻酔科などのがん医療専門医を中心にチーム医療を提供することにより、がん患者により室の高い治療が提供できる体制を整えること。
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がんの予防・治療方法、病院治療成績及び診療体制等の情報発信を積極的に行うこと
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